寝ている間に蓄積される!枕カバーの汚れが引き起こす肌トラブルと対策

寝る前のスキンケアを頑張っているのに、朝起きたら肌が荒れていた……。

その原因は、枕カバーの汚れが関係しているかもしれません。

枕カバーには、汗や皮脂、菌、ダニなどが蓄積しやすく、肌トラブルを引き起こす可能性があります。

私は以前、1ヶ月以上放置していたので、ゾッとしました!

もしかしたら、私と同じように枕カバーを放置している人もいるのではないでしょうか。

実は枕カバーを定期的に洗濯することで、肌トラブルを防ぐことができるかもしれません。

さらに、枕カバーの素材にも注目することで、肌への負担を軽減できます。

今回は、寝ている間に蓄積される枕カバーの汚れが引き起こす肌トラブルと、その対策について紹介していきます。

目次

枕カバーに潜む雑菌。アクネ菌がニキビを引き起こす。

みなさんがよく耳にするニキビの正式名称は「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」といい、皮膚の病気の一つです。

ニキビの主な原因は3つあります。

  • 角質肥厚などによる毛穴のふさがり
  • 皮脂の過剰分泌
  • 毛穴内でのアクネ菌(ニキビ菌)の増殖

アクネ菌は常在菌の一種です。

常在菌とは、主に健康な人の身体に日常的に存在する微生物(細菌)のことを言います。

アクネ菌も正常な肌の状態であれば、皮膚の表面を酸性に保つような働きをしています。

しかし、枕カバーを放置していると、寝ている間に汚れが毛穴に詰まり、アクネ菌の繁殖を促進させてしまいます。

また、枕の繊維が肌を傷つけてしまったり、寝汗と摩擦が合わさることによって、さらにニキビが発生しやすくなっています。

みなさんの中には毎日スキンケアをしているのに、ニキビができる人もいますよね。

化粧水も乳液もバッチリしたのになぜ!?こんなにもちもち肌なのに!?

そう思う方もいるのではないでしょうか。

もちもち肌ということは手に吸い付く感じですよね。

手に吸い付くということは、雑菌も付着しやすい状態ということになります。

枕カバーがトイレの便座より汚いって知ってる!?

枕カバーってそんなに汚れるの?と疑問に思う人もいますよね。

実はかなり汚れているんです。

人は寝ている間に寝汗をかくことで体温を下げ、深い眠りにつこうとします。その量は健康的な大人でコップ一杯分です(約200ml)

プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社の調査によると、「寝具(シーツ、枕カバーなど)を1週間洗濯せずに使用し続けた場合、トイレの便座よりも菌が多くなること」が証明されています。

びっくりですよね!

私の今までの使い方といえば

  • 疲れて帰ってきたら、そのまま就寝
  • 飲み会の後、ワックスのついた状態で就寝
  • うつ伏せで、枕に顔を埋めるようにして就寝
  • スキンケアをしっかりした、もちもち肌の状態で横向きで就寝

もしかしたら、同じような使い方をしている人もいるのではないでしょうか。

今振り返ると鳥肌が立ちます。

枕カバーの洗濯頻度は?

結論から言うと、毎日した方がいいです。

ワックスがついた状態で寝てしまった日や起きたらよだれが垂れてたなんて日は、菌が繁殖しやすくなっています。

しかし、忙しかったり、替えの枕カバーがそんなになかったりと、毎日はできない人も多いですよね。

そんな時は、最低限週に1〜2回は洗濯しましょう。

枕カバーの使い方によって、汚れたと感じた日は洗うようにしましょう。

みなさんは枕カバーを何枚持っているでしょうか。

この機会に替えの枕カバーを購入してみませんか?

どんな素材が肌に優しいの?

枕カバーを選ぶポイントは3つあります。

  • 吸水性
  • 通気性
  • 肌触りがいい

では、どんな素材がいいのでしょうか。

3つご紹介します。

綿100%

綿100%のものを選ぶようにしましょう。

ポリエステルなど2つ以上の繊維が混合されているケースも多くあります。

ポリエステルが多く混合されていると冬には静電気が溜まったり、チクチクしたりするので、肌には優しくありません。

メリット

  • 吸水性に優れている
  • 通気性がいい
  • 肌触りがいい

デメリット

  • 乾きにくい
  • 何度も洗濯をしているとゴワゴワしてくる

綿は汗をしっかり吸ってくれます。

また、肌触りがよく、肌への刺激が少ないのが特徴です。

朝に洗濯をして、夜に使うという使い方は難しいかもしれません。

同じ枕カバーをずっと使っているとへたりやすいので、何枚か用意してローテーションを組むようにしましょう。

リネン

リネンは「麻の一種」です。

特に汗をかきやすい夏場におすすめで、「もっとも涼しい天然素材」と呼ばれています。

メリット

  • 接触冷感
  • ムレにくい
  • 肌への刺激が少ない

デメリット

  • 熱に弱い

リネンは生地の表面が凸凹しているのが特徴で、顔に密着しないので、ムレにくく快適に寝ることができます。

汗をかきやすい夏にはぴったりの素材になります。

熱に弱い素材なので、乾燥機は使わないようにしましょう。

シルク

シルクは動物性の天然繊維で、人の肌成分に近く肌への刺激がとても少ないのが特徴です。

メリット

  • とにかく肌に優しい
  • 吸湿性、放湿性に優れている
  • 髪にもいい影響を与える

デメリット

  • すべりやすい
  • シミができやすい
  • 水、熱に弱く非常にデリケートな素材

シルクは人の肌と同じくタンパク質からできており、非常に相性がいいです。

吸湿性、放湿性に優れているため、「夏は涼しく、冬は暖かい」のが特徴です。

また、髪にもいいとされています。

摩擦を抑えてくれるので寝癖を抑えられる効果があるとされています。

しかし、非常にデリケートな素材なので洗濯は手洗いをしましょう。

肌荒れが気になる日や次の日の朝忙しい時に使用するといいかもしれません。

まとめ

汚れている枕カバーが引き起こす肌トラブルとおすすめの素材について紹介してきました。

  • 枕カバーが汚れていることで、アクネ菌の増殖が進みニキビの原因になる。
  • 人は寝ている間にコップ一杯の汗をかく。
  • 枕カバーを1週間放置するとトイレの便座より汚くなる
  • 枕カバーは毎日替えることが理想。
  • おすすめの枕カバーは、綿100%・リネン・シルク。

毎日肌に触れる枕カバー。

寝ている間に汚れてしまうのですが、意外に軽視されがちです。

枕カバーが原因でニキビや肌トラブルになる恐れがあるので、こまめに洗濯をしたり、肌に優しいものを選ぶようにしましょう。

個人的にはシルクの枕カバーはおすすめです!

手入れは大変ですが、その分愛着も湧いてきますし、肌や髪にもいい影響を与えてくれるので重宝しそうです

ぜひ参考にしてみてくださいね!

みなさんの肌に対する悩みの解決に役立ててもらえたら嬉しいです。

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